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第7部 飯山線の旅 ~番外編②~ [番外編]

 家には人の気配はなく、静かに横になっているのが気持ちよかった。


 早朝が早いということもあって、ウトウトしていた。



 家の人が一斉に戻ってきた。買出しやら何やらで出かけていたらしい。




 出かけたい気分だった。



 何もなければ今頃は、飯山線の旅3日目。雪景色に溶け込んで心もいっそう白く?なっていたかもしれないのに・・・。




 









 妹が帰ってきた。




 どうも部屋から動くに動けない。



 とりあえずは両方の両親と当人同士の話もあるんだろうから、変な邪魔をしちゃいけないわけで、みんなで部屋に閉じこもって時間をつぶした。




 親父はどう思っているかわからないが機嫌は良さそうだった。話もまとまったようで笑い声も聞こえてきた。




 仕方なく腹を決めて、居間へ繰り出す。もちろんそこには、だんなになるであろう方本人とその両親が座っていて、親父からテキトーに自己紹介された。


 こっちは、特に何を言うでもなく、ただただ座っているだけ。




 一人だけぎこちなくしてるのがわかったようで、向こうの両親が気をつかってか自分のことをいろいろ質問してきた。



 普通にして答えるのがいっぱいいっぱいだった。




 
 お昼前だというのに、卓上には今までになく豪勢な料理が並び、酒盛りが始まった。




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